SSブログ

大滝秀治 北の国から [・メディアとニュース]

民芸代表の大滝秀治(おおたき・ひでじ)さんが2日
肺扁平(へんぺい)上皮がんのため都内の自宅で死去しました。87歳。


近親者のみで葬儀を終えて
22日には「お別れの会」が南青山の青山葬儀所で予定されています。
喪主は妻純子(じゅんこ)さん。


民芸によると
2012年2月頃から体調不良のため
入院して治療を受けていたようです。


その後
夏には肺炎を併発しましたが病状も安定して
退院して自宅で療養していたそうです。


そして亡くなる前夜も
家族と共に食卓を囲んで好きなお酒も召上ったそうです。
そして翌日の午後に静かに眠るように息を引取られたそうです。


これは人生を精一杯に生き抜いてのまさに大往生でした。


また
ご家族によると
・病気で身体を蝕まれる恐怖以上に仕事ができない事が辛そうだった。
・心から信頼出来る医者と看護婦に出会えた事で
 わがままを云いながらも普通の生活を最期まで送る事ができた。
・こんなに家族とべったり過ごした事がなかったので
 「病気になるのも決して悪い事ばかりじゃないね」と言っていた。
・難しい本を読みあさっていましたが最後に手に取ったのは
 赤塚不二夫の『これでいいのだ』。
・まさに『これでいいのだ』と笑顔で穏やかに旅立ちました」。


俳優としての大滝秀治は
その徹底した人物造形が特徴で
年とともに渋味が加わってテレビや映画で
貴重な名脇役として活躍しました。


・少し古い75年のNHK連続テレビ小説
 「水色の時」の医師役で注目を集めました。
・北海道の駐在所勤務の警官を描いた
 「うちのホンカン」シリーズでは見事に主演を演じました。
・お馴染みの「特捜最前線」のベテラン刑事役。
・「北の国から」


また
本業の民芸のお芝居でも大活躍でした。


・「審判」の演技で紀伊国屋演劇賞個人賞を受賞。
・「巨匠」・「浅草物語」で05年読売演劇大賞と最優秀男優賞を受賞。
・「らくだ」で09年度の文化庁芸術祭賞大賞を受賞。


合掌。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。